9月26日〜28日、オーストラリアのメルボルンで、周産期のメンタルヘルスに関する国際学会(The Marcé Society for Perinatal Mental Health)が開催され、当科もポスター発表を行いました。ちょうど同学会の日本支部の立ち上げと重なり、日本からの参加者も多く、比較的リラックスして過ごすことができました。
メルボルンの街も、なにか落ち着く雰囲気があって良かったです。ちなみの次回の開催地はインドのバンガロールだそうです。
川越クリニカル・カンファレンス
周産期メンタルヘルスの本が出版されました
当医局の安田先生が分担執筆で参加しています。よかったら、手にとってみてください。
周産期のメンタルヘルスの様々な問題に、どのように対処していくのかを対話形式で紹介しています。周産期メンタルケアが、産科医、助産師、小児科医、精神科医、臨床心理士など、多領域多職種の協力によって成り立っていることが、よくわかる一冊です。
「糖尿病と心のケア」研究会
7月は、地域の研究会、「糖尿病と心のケア」研究会も開催され、当科医局員も参加しました。
第6回を迎えた今回は、当院の内分泌糖尿病内科の先生が症例をご発表下さいました。
この研究会の参加者は、内科医師や看護師、栄養士、リハビリスタッフといった糖尿病治療に携わっている医療者がほとんどで、精神科医療者はほんのひとにぎりです。
心理的なケアに留意されながら臨床される、内科の先生方の活発な議論を拝見していて、非常に刺激を受けました。
また、今回は、当院で実習中の他大薬学部の学生さんが参加されていたのも印象的でした。
慢性疾患のセルフケアは、患者さんができて当然のものではなく、どうやって継続していくか医療者も一緒に考えていくことを大事にしていかなければならないと改めて実感しました。
糖尿病とメンタルケアの詳細について興味がおありの方は、下記の過去記事もあわせてご参照ください。
http://www.saitama-mentalclinic.com/blog/?m=201509
第27回日本サイコネフロロジー研究会(7月9、10日)に参加しました
レジナビ東京、ありがとうございました
ADHDについての講演がありました
6月29日に埼玉医大精神科・心療内科の松岡先生が、さいたま市で成人のADHD診療について講演されました。患者さん本人や家族だけでなく、可能ならば学校の先生や職場の人からも話をきき、問診と各種スケールを併用することで、多角的に情報を集めて判断することが大事とのことでした。たいへん分かりやすく勉強になる講演でした。
レジナビフェアに参加します
千葉で日本精神神経学会が開催されました
6月2日から3日間、千葉の幕張にて日本精神神経学会総会が開催され、当医局からも何人かが参加しました。
講演や発表を聴講して勉強することはもちろんですが、昔の職場の同僚にばったり出くわして旧交をあたためたり、同じ分野で活躍する仲間と会って刺激を受けたりするのも、学会参加の楽しみであり、大事な目的だと思います。
学会参加で業務をお休みし、ご迷惑をかけることもあったかと思いますが、そこで得られたものを、また日常の業務に還元していければと思います。
周産期メンタルヘルス研究会、リエゾンにかかわる精神科医と心理職の会
5月、当医局医師からの講演と事例報告が行われました。
第2回を迎えた周産期メンタルヘルス研究会は、地域の病院の医師や助産師、看護師、保健師など地域の母子を支える専門職が集まって連携や症例を検討する会です。今回、当科からも精神科医師と心理士が参加し、医師が講演を行いました。当院の総合周産期母子医療センターと当科メンタルクリニックの連携報告、今後の地域連携についての展開についてのお話がありました。
また、第21回リエゾンにかかわる精神科医と心理職の会においても、当科医師が事例報告を致しました。この会は、リエゾンコンサルテーションサービスにかかわっている精神科医と心理職が集まって症例を検討し、精神的問題についての介入や多職種連携についての検討が行われています。今回、当科からの事例報告は、多職種、そして他の診療科やチームの協働について考察される症例でした。
どちらもフロアからの活発な討議もいただき、日々の臨床を振り返ることの意義をまた改めて感じました。今後もこうした活動も大切に取り組んでいきたいと思います。