第32回日本総合病院精神医学会総会

2019年11月15日、16日に岡山県の倉敷で開催された、第32回日本総合病院精神医学会総会に、医局員が参加してまいりました。

一般演題では「スーパー総合病院におけるリエゾンチームの発展に向けた実践報告(1) 活動評価 、(2)今後の課題」「身体疾患治療からの復職後に生じる職場不適応に関する研究」の3演題を、シンポジウムでは「てんかん領域におけるリエゾン精神医学 (psycho-epileptology)入門」について講演を行いました。

埼玉医科大学総合医療センターは、病床数1053床、全診療科が揃ったスーパー総合病院です。精神科は無床ですが、2015年度よりメンタルクリニックに精神科コンサルテーションリエゾンチーム(CLT)が発足し、他科や多職種と連携した活発なリエゾン活動を行っています。

今回の発表を通して、当院のCLTの問題点が明らかになり、今後の発展に向け改善すべきポイントが見えてきたようです。これからも、よりよいリエゾンチーム活動、そしてより質の高い、患者さんへの精神科医療を提供できるよう、医局員一同努力していきたいと思います。

リエゾンに興味のある方、一緒にチーム活動をしてみたいという方は、ぜひ一度見学にいらして下さい。

 

第53回日本てんかん学会学術集会

2019年10月31日~11月2日に神戸で開催された、第53回日本てんかん学会学術集会に、医局員が参加してまいりました。

今回はEnglish Sessionで「Survey on aged individuals -who were seen at our University Hospital Center for Epilepsy」について発表をしました。また、Japan Young Epilepsy Section(日本若手てんかん従事者部門、YES-Japan)が発足し、医局員の一人が世話人となりました。

埼玉医科大学総合医療センターは、日本てんかん学会の認定研修施設です。同じ川越にある埼玉医科大学かわごえクリニックでは月に1回脳波てんかん研究会を開催しており、埼玉医科大学病院てんかんセンターでも、毎月てんかんセンターカンファレンスを行っています。また、当院外来でも「エピスクール」というてんかん患者さんとそのご家族に向けた外来集団教育プログラムを実施しています。

当院では、精神科の基本を身につけられるだけではなく、サブスペシャリティの選択も豊富にあります。興味のある方は、ぜひ見学にいらして下さい。

 

 

 

令和元年度、後半のご挨拶

秋めいてきました。川越市内は、2019年10月19日、20日の週末に川越まつりが終わり、紅葉が楽しみな時期になりました。この10月に神経精神科学教室では、研修のために出向していた専攻医1名が帰局し、別の1名が交代で出向に出ます。また、公認心理師1名を非常勤講師として迎えることができ、歓送迎会が行われました。それぞれが実力をつけて、全体としてパワーアップを図ります。11月15日、16日の総合病院精神医学会でも当診療科から複数の発表がありますので、興味のある方はお声かけください。(写真は川越の中院です)

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